カラコンを使うことで目が乾燥しやすくなるの?
カラコンを使うと、目は乾燥しやすくなります。
なぜかというと、カラコンが涙を蒸発させてしまうからです。
樹脂でできたカラコンは、人の眼球よりも乾燥しやすいです。
そして目に着けたカラコンが乾燥すると、周りから涙を吸い取って潤いを保とうとします。
けれど吸い取った涙も乾燥させてしまうので、目自体も乾燥しやすくなるのです。
カラコンにも水分が含まれていて、全体の内どれくらいを水分が占めるのかは、含水率でわかります。
含水率が高いカラコンは、潤いがあるので快適に着けやすいです。
けれど高い含水率を維持しなければいけないので、乾燥するとより多くの涙を吸収してしまいます。
そのため高含水率のカラコンの方が、目は乾燥しやすいでしょう。
そして使用するカラコンのサイズが大きければ、より多くの涙が吸収されてしまうので、乾燥しやすくなります。
またカラコンが目に合っていない事が原因で、目が乾燥してしまう場合もあります。
通常の目は、涙がまんべんなく行き渡るようにできています。
カラコンを着けていても、しっかりまばたきをすれば、潤いは保てます。
目とカラコンの隙間にも涙は自然と入り込むので問題はありません。
けれどカラコンのサイズが小さすぎるなどの理由で、目にフィットしすぎていた場合、隙間に涙が入り込む事が不可能です。
そうすると水分不足になって、乾燥してしまいます。
さらにカラコンによる酸素不足が、慢性的な乾燥にも繋がります。
目の周りの器官が正常に働くためには、目から酸素を吸収する必要があります。
しかしカラコンを着けていると、酸素の吸収が阻害されてしまいます。
カラコンは色素を封じ込めるために厚めに作られているので、酸素吸収率の低下は大きいです。
その結果酸素不足になった目の周りの器官が異常を来し、涙を出しにくくなって乾燥してしまうわけです。
カラコンを着けている時間が長くなればなるほど、酸素不足の状態は続きます。
最終的にはカラコンが原因で、カラコンを着けていない時でも目が常に乾燥する事になるかもしれません。